簡単な登場人物の紹介(と前27年当時の年齢)
ユルス・アントニウス
マルクス・アントニウスとフルウィアの次男。父の死後、オクタウィアに育てられる。※15歳(未詳、ティベリウスと同い年に設定しています)
マルクス・アントニウス(故人)
ユルスの父。カエサルの幕僚。三頭官の一人。オクタウィアヌス(アウグストゥス)と対立し、アクティウムの海戦に破れ自殺。オクタウィアを離縁し、エジプト女王クレオパトラを妻とした。生涯で5回結婚をしていて、ユルスが3回目、アントニア姉妹が4回目、セレネが5回目の結婚相手の子供。
ユバ(2世)
ヌミディア王ユバ1世の息子。父王が神君カエサルに敗れ自殺した後、ローマで教育を受ける。前50年生まれ、23歳。
マルケルス
ユルスの義理の兄弟(血縁なし)
オクタウィアの初婚で生まれた長男。アウグストゥスの後継者。前42年生まれ、15歳。
アウグストゥス(オクタウィアヌス)
ユルスの義理の叔父
カエサルの後継者。前27年、元老院から「尊厳者」の称号を受ける。ローマ初代皇帝。前63年生まれ、36歳。
オクタウィア
ユルスの義理の母
アウグストゥスの姉。マルクス・アントニウスと再婚。夫の先妻や愛人の子供まで育てた貞女の鑑。前62年生まれ、37歳。
リウィア
アウグストゥスの後妻
ティベリウスとドルススの母。前58年生まれ、31歳。
ティベリウス
リウィアの連れ子。名門クラウディウスの末裔。前42年生まれ、15歳。
クレオパトラ・セレネ
ユルスの異母妹
マルクス・アントニウスとエジプト女王クレオパトラの娘。両親の死後、オクタウィアに引き取られローマで育てられる。前40年生まれ、13歳。
大アントニア 小アントニア
ユルスの異母妹
マルクス・アントニウスとオクタウィアの娘。父親の家門の名をつけるので二人ともアントニア。大=マイヨールはセレネより一つ年下。前39年生まれ、12歳。小=ミノールはセレネより四つ年下。前36年生まれ、9歳。
ユリア
ユルスの義理のいとこ
アウグストゥスの一人娘。前39年生まれ、12歳。
ドルスス
ティベリウスの弟。前38年生まれ、11歳