ネタばれ?的登場人物紹介と個人的な思いいれ。

後書き的なので、一応小説読んでからの方がありがたいです。「違うよ」という方、情報下さい。

ユルス・アントニウス

 アシア総督や法務官、執政官等の官職を任させれるも、ユリアとの不倫で死刑に。謀反を計画していた説や、最後は自殺したという説もあり。
 父は逆賊、義理の伯父が皇帝、妻が皇帝の姪、異母妹がクレオパトラの娘、その夫がマウレタニア国王。異母妹たちは皇帝の一族に連なる。設定だけでおなかいっぱい。
 おとなしくしてれば勝ち組だったけども、皇帝の後継者ティベリウスの妻、皇女ユリアとの不倫に走ってしまうのが、やっぱりお馬鹿さんのアントニウスの息子、なのかなあ。
 ……主人公にする気はそんなになかったんですけど、書きやすいので。あ、詩人だそうです。頭悪くてすいません。

大マルケラ

 オクタウィアの初婚で生まれた長女。マルケルスの妹。アグリッパと離婚し、ユルス・アントニウスと結婚する。前41年生まれ。息子が二人いる。
 最後、ユルスは「誰」を選んだのかな、というのが私の疑問です。アウグストゥスの前に出頭して詫びようとしたか、最後までユリアと会うなり逃げるなりして逆らおうとしたか、妻に後を託して自殺したのか。もうヤケクソになったんだと思うけど。

ユバ(2世)

 前25年 北アフリカのマウレタニア王として即位。
 肖像見ると神経質そう。結構地元民に反乱起こされて、ローマに介入してもらってますが、古代紫の染料の工場を作ったり、工芸の発展に力を入れたりしてます。名君でギリシア語でさまざまな書物を著すなど、博学でも有名。建築や貨幣にエジプト文化を取り入れている。
 相当な愛妻家か、エジプト好き。(もしくはセレネに尻に敷かれていたか)息子に「プトレマイオス」と名づけてるし。けど後にカッパドキアの王女グラピラと再婚、離婚してます。(セレネとは離婚か死別かは不明)絶対オタクだと思う。

マルケルス

 アウグストゥスの後継者として、ユリアと結婚するも、二年で病死。ルーブルに全裸の像があるそうです。アグリッパと張り合う一面もあったようです。よくわかんない性格になってしまいます。あんま興味ない……。

アウグストゥス(オクタウィアヌス)

 後継者を指名するのに自分の血統にこだわったため、犠牲者多数。この世代を書こうとすると、どうしても悪役っぽいです。

ティベリウス

 二代目の皇帝。ローマ市民に人気はなかったが、かなり有能。陰気で人嫌いなため、アウグストゥスはドルススやユルスの方を気に入ってたらしい……。
 スエトニウスの容赦ないけなしっぷりに、逆に同情してしまう。愛妻ウィプサニアと離婚、ユリアと結婚させられる悲劇の人。けど彼の性格さえまともだったら、皆が幸せだったような気がする……。

クレオパトラ・セレネ

 15歳でユバと結婚。マウレタニア王妃。長男がプトレマイオス、長女がドルシラ。プトレマイオスは後に小アントニアの孫、カリグラに殺されて王朝は滅亡。娘ドルシラは小アントニアの解放奴隷と結婚したものの、捨てられたそうな……。

ユリア

 マルケルスの死後、妻を離縁したアグリッパ、その死後はティベリウスと結婚させられる。多くの不倫をし、父の怒りを買って追放される。不倫相手が、ユルスだけではなかったのが悲恋にしにくい。ティベリウスが冷血漢でなければ、そんなに大事にはならなかったのでは。
 ……この人を理解できないと、続きを書きにくいですね。 

ドルスス

 ティベリウスの弟。後に小アントニアと結婚。兄と共に非常に優れた指揮官。当時にしては珍しく、浮気をしなかったし、小アントニアもドルススの死後、再婚することを拒んだそうです。

大アントニア 小アントニア

 彼女らの子孫に「カリグラ」や「ネロ」がいます。ユリウス・クラウディウス家の頭のおかしさって、マルクス・アントニウス由来な気がします。で、自己愛の激しさがユリウス(アウグストゥス)家、高慢さと陰気さ(民衆ウケしない)がクラウディウス家。ダメじゃん。

ウィプサニア・アグリッピナ

 アグリッパの娘。ティベリウスの最初の妻。アグリッパの死後、離縁される。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送